NEWS & TOPICS

2023.05.11 製 品
特定計量制度対応電力センサー「NSセンサー」発売のお知らせ

 弊社は、2023年4月25日、特定計量制度※1に対応した新型電力センサー(製品名:NSセンサー)の販売を開始いたしました。
 昨今、太陽光発電やEV充電器及び蓄電池等の普及に伴い、機器毎に計量した電力量を用いる新たな取引ニーズが高まっています。一方で、電気料金取引には計量法に基づく検定等を受けた電力量計の使用が必須でした。 特定計量制度では一定の条件のもと、電力料金取引に電力センサーを使用することが可能となり、これまでよりも低コストでのサービス提供が期待できます。
 弊社は、NSセンサー、高圧ゲートウェイ(収集装置)、サーバシステムをパッケージとしてご提供できますので、スモールスタートにも大規模な導入にも柔軟に対応が可能です。また、事業者様による特定計量制度の届出についてもサポートいたします。

ご利用用途(例)

【ソーラーPPA】
施設所有者が提供するスペースにPPA事業者が太陽光発電設備を設置し、発電された電力を施設所有者に有償提供する仕組み。
この仕組みは、各当事者にメリットがあり、再生可能エネルギーの普及促進の一端を担っています。この太陽光発電量の計測に使用可能です。

【EV充電器】
EVユーザーへの充電課金は、時間による料金精算(=時間課金)が一般的です。
充電電力量を計測することにより、実際の充電量[kWh]に応じた料金精算(=従量課金)を行うことが可能となります。

【蓄電池充放電】
VPP※2やDR※3等蓄電池を充放電することにより新たな価値を創造することが可能となっています。その際、蓄電池の充放電を計測することにより、充放電電力量による料金取引が可能となります。

特長

【低価格】
既存の通信機能付き電力量計よりも低価格※4で供給が可能です。

【高機能】
既存の通信機能付き電力量計よりも高機能※4となっており、以下の機能を搭載しています。
・停電補償   :停電が発生しても計量データを喪失しません。
・データ保持機能:1分値12時間分、15分値30日分を本体に記憶しています。
・時計機能   :本体に時計を有しており、計量値と計量時間を紐づけて記録します。
また、弊社製高圧ゲートウェイを組み合わせることで、計測したデータをサーバシステムへ送信することが可能です。

【信頼度】
電力量計メーカーとして、創業100年を超える弊社の技術で、安定した供給と確実な計量を実現します。

仕様

本製品についてのお問い合わせ先

株式会社エネゲート 営業開発部
お問合せフォームはこちら

PDF資料

 

※1:分散リソース(パワーコンディショナー、EVの充放電設備など)を活用した取引において、事前に届出をした事業者は、
   特例計量器を使用して電力量の取引をすることができること。
※2:需要家のエネルギーリソース、電力系統に直接接続された発電設備、および蓄電設備を制御し、発電所と同様の機能を提供すること。
   ※逆潮流制御も含まれる。
※3:需要家のエネルギーリソースを保有者もしくは第三者が制御して地域などの電力需給状況に応じて電力需要パターンを変更すること。
※4:エネゲート製 EL計器(S)と比較した場合

   

以上

 
一覧へ戻る