関西電力グループは、1月13日より大阪・関西万博会場である夢洲で、スマートポール※1の実証実験※2を開始しました。当社はこれに共同参加法人として参画しております。
本実証実験では、太陽光発電によるポールへのエネルギー供給やスマートフォンへのワイヤレス充電、Wi-Fi機能の性能、塩害や風害によるポールの耐久性に関する検証を行います。
今後さらに、非接触充電ドローンポートの性能や、ポールに設置したカメラとドローンを活用した防犯機能・見守り機能の有効性も検証します。
その中で当社は、太陽光パネルとリチウムイオン電池を使い、各スマートポール間を連系した効率の良い電源網を構築し、どんな場所でも常時および非常時に関わらず安定的な負荷供給を実現する冗長性のある電源システムの実現と、顔認証や特徴点の認識が可能なAIを開発し、ポールに設置したカメラとドローンカメラの映像を基に防犯機能・見守り機能実現の実証実験を担当いたします。
なお、スマートポールには、様々な機能が搭載され、革新的な要素があると考えているため、本実証におけるデザインは、電力との親和性があり、革新的なイメージの世界的な人気アニメーション「エヴァンゲリオン※3」の機体カラーがモチーフとなっています。
当社は、本実証実験に参画する各社と共に、大阪・関西万博でのスマートポールの活用を目指し、お客さまや社会の幅広い課題の解決に貢献すると共に、本実証実験により得たAIの知見を、主力製品である電力関連製品へ導入し、AIによる電力設備の保全の高度化や効率化に寄与することも目指してまいります。
※1:通信基地局やWi-Fi、カメラ、街路灯、デジタルサイネージなどを搭載した多機能ポールの総称。
※2:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会および大阪商工会議所が実施した、大阪・関西万博会場予定地である夢洲での先端技術等実証実験の公募に基づく。
※3:エヴァンゲリオンの機体の動力源が電力であること、また、人類の脅威(使徒)を倒すために、日本全国の電力を集める「ヤシマ作戦」など、作中に電力に関連する内容が多く描かれている。
以 上
出典:2022年1月13日 関西電力株式会社プレスリリース